主税寮 ちからのつかさ |
| 主税頭 （正五位上） | | 主税助 （従五位上） | | | 主税大允（正六位上） | | 主税少允（従六位上） | | 主税大属（正七位上） | | 主税少属（従七位上） | | 〔旧職掌〕 主税寮は民部省に属した機関で、主な職務は「倉庫の出納、諸国の田租、 舂米（律令財政運用の基本単位である白米）、水車で動かす臼の事」と記されている。 主税寮は主計寮が調の税収監査を行って中央財政を管轄するのに対し､租税（特に租）や出挙の帳簿との照合などによる監査を通じて地方財政を管轄した。 そのため律令制崩壊後も長く存続した。数学知識が必要となるため､頭か助は必ず算博士が兼ねるなど大学寮の算道出身者が活躍した。 | ||||||||||