兵部省 つわもののつかさ |
兵部卿 (正四位下) | | 兵部大輔(従四位下) | | 兵部少輔(正五位下) | | 兵部大丞(従五位下) | | 兵部少丞(正六位下) | | 兵部大録(従六位下) | | 兵部少録(正七位下) | | (旧職掌) おもに、内外の武官の人事考課、選叙(叙位及び任官)諸国の衛士の管理、武器の管理など、軍事防衛関連事項の一切を司る。 令制では五司、後に一司(隼人司)を管掌する。しかし、鎌倉時代以降は、征夷大将軍に実権が移り、職務は限られた。 兵部卿は正四位下相当だが、大体公卿の兼官となっている。親王等の皇族がこの官職に就任することも多く、その場合その皇族は兵部卿宮と呼ばれた。 ちなみに武家では戦国大名である大内義隆が唯一、兵部大輔から兵部卿にまで昇っている。 被官の官司は兵馬司≪左右馬寮に併合≫、鼓吹司≪兵庫寮に併合≫、造兵司≪兵庫寮に併合≫、主鷹司≪廃止≫、主船司≪廃止≫、隼人司≪衛門府より移管≫。
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